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<学会発表告知> 第30回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)ミュンヘン大会2018における研究発表告知(2演題)

2018年9月18日(火)-21日(金)にドイツ・ミュンヘンで開催されます
第30回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)ミュンヘン大会2018において、ポスターにて研究成果を発表致します。

開催場所:INFINITY Hotel & Conference Resort Munich
開催期間:2018年9月18日(火)-21日(金)


発表日時 会 場 発表番号 タイトル
9月19日(水)
9:00

9月20日(木)
12:00
Multi-Purpose
Rooms III–V
P-S4-059 The research on functions for recovery from
UV-B-induced damage in human epidermal keratinocytes
(表皮ケラチノサイトにおけるUV-Bダメージからの回復機能に関する研究)
P-S4-061 Research on the mechanisms in epidermal wound healing
(表皮の創傷治癒メカニズムに関する研究)

【発表概要】

◎ The research on functions for recovery from UV-B-induced damage in human epidermal keratinocytes
(表皮ケラチノサイトにおけるUV-Bダメージからの回復機能に関する研究)

 紫外線を浴びた肌では細胞にダメージが起こり、炎症等をひき起こすことから、紫外線ダメージを受けた肌の回復機能を高めることは、健やかな皮膚状態を保つ上で重要であると考えられます。本研究では、肌の回復機能を高める手段として、細胞のDNA修復機構に関与するDNAポリメラーゼと機能不全ミトコンドリアを除去するマイトファジーに着目し、UV-Bを照射した表皮ケラチノサイトにおける活性評価法を確立しました。この方法を用いてテンニンカ果実エキスの評価を行った結果、DNAポリメラーゼ活性促進作用とマイトファジー活性低下抑制作用が確認されました。以上のことから、DNAダメージの修復とミトコンドリアダメージの除去を促すことは、表皮ケラチノサイトを紫外線による細胞死から保護するために重要であることが示唆されました。


◎ Research on the mechanisms in epidermal wound healing
(表皮の創傷治癒メカニズムに関する研究)

 創傷治癒とは、何らかの外的要因により損傷を受けた組織を本来の状態に修復する機能であり、生体の恒常性を維持するために必要不可欠な現象です。創傷治癒の進行には細胞の遊走・増殖・分化が関係していることが知られていますが、加齢や生活習慣の乱れによって、その進行が遅くなるため、治癒を早める目的で医薬品や化粧品が使用されています。創傷治癒作用を有する素材としてはシャクヤク根エキスが古くから知られていますが、その作用メカニズムに関する報告はほとんどありません。本研究ではシャクヤク根エキスの表皮細胞における遊走・増殖・分化への影響を分子レベルで評価した結果、細胞の遊走並びに増殖促進作用が確認され、シャクヤク根エキスの創傷治癒作用メカニズムに関する新たな知見を得ましたので、報告いたします。

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