サステナビリティへの取組み
世界が目指すSDGsの理念
私たち丸善製薬は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、SDGsの達成に貢献することを、主体的に果たすべき責任と捉え、事業活動を通じて、社会・環境課題等の解決に取組み、SDGsの達成に貢献していきたいと考えております。
マテリアリティの特定
特定プロセス
丸善製薬は、経営ビジョンの実現やSDGsへ貢献するために、2050年のあるべき姿・ありたい姿を想い描き、2050年時点の社会像からバックキャストして2050年、2030年までに取り組むべきマテリアリティ(重要テーマ・重要課題)の検討を進め、2022年度に以下のステップを通じてマテリアリティを特定いたしました。
マテリアリティは、事業や地球環境、社会のサステナビリティを考慮した、当社事業と社会の双方にとって重要な内容であることが望ましいととらえています。マテリアリティの特定後は社内外のステークホルダーからの助言等も踏まえながら、各マテリアリティに対する目標やKPI(Key Performance Indicator / 重要業績評価指標)の設定を行い、2024年度から新たにスタートする中期経営計画(2024年4月~2030年3月)の重要課題として組み込み、経営とサステナビリティを推進してまいります。
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- STEP1
社会課題の抽出
ISO26000、SDGs、GRIスタンダード、UNGC10原則、EcoVadis、SedexやCDPの質問表などを参考に社会課題を抽出
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- STEP2
社会・事業への影響度を確認
STEP1の課題について関連部署(関連本部)と社会、事業への影響度を評価
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- STEP3
妥当性の検証
マテリアリティ案および課題特定のプロセスについて経営層との意見交換を行い、妥当性を検証
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- STEP4
マテリアリティの特定
特定したマテリアリティを取締役会にて承認
マテリアリティ
重要テーマ美と健康への貢献
重要課題
美と健康へ貢献する製品開発
関連する目標
~2030年目標~
■食品
人生100年時代到来に向け健康寿命延伸をキーワードに製品開発を実施します。製品の有効性や安全性といった機能面は勿論、持続可能な原料調達も含めてお客様に信頼頂けるモノづくりを実施します。
■化粧品
エビデンスに基づいた実効感、そして安全性や持続性など様々な点で信頼される化粧品原料開発を行うと共に、お客様の価値創造を徹底的にサポートします。
重要テーマ環境負荷の低減
重要課題
エネルギー消費量の削減
関連する目標
~2030年目標~
エネルギー原単位換算で、2013年度比20%削減を目指します。
重要課題
温室効果ガス排出量の削減
関連する目標
~2030年目標~
温室効果ガス排出量について、Scope1、2において2013年度比46%削減を目指します。
Scope3において2027年までに排出量を把握し、2030年に向け削減していくことを目指します。
重要課題
水使用量の削減と排水管理
関連する目標
~2030年目標~
水資源使用原単位量(取水量)について、2013年度比10%削減を目指します。
重要課題
廃棄物発生量の削減
関連する目標
~2030年目標~
マテリアルフロー分析を実施し、廃棄物発生量の削減を進めます。
Reduce:プラスチック使用量の削減
Renewable:抽出原料残渣の100%有効利用化(堆肥化/燃料化/飼料化)
重要テーマ持続可能な調達とサプライチェーンマネジメント
重要課題
持続可能な調達
関連する目標
~2030年目標~
主要原料についてサプライヤーとの協働によって「持続可能な調達方針」を推進し、児童労働や強制労働等の人権・労働問題や環境破壊等を許さない持続可能な調達を目指します。
重要課題
サプライチェーンマネジメント
関連する目標
~2030年目標~
「サプライヤー行動規範」に沿って、国内外のサプライヤーへのモニタリング調査を実施し、サプライチェーン全体における人権・労働・環境等の課題の把握と対応を目指します。
重要テーマ人権の尊重
重要課題
人権尊重
関連する目標
~2030年目標~
ステークホルダーの人権リスク低減や従業員の人権教育に取り組み、従業員がいきいきと働き、能力を伸ばしていける環境づくりを目指します。
重要課題
ダイバーシティ&インクルージョン
関連する目標
~2030年目標~
多様な人材が個性や能力を発揮し、お互いを認め合いながら、いきいきと働くことができ、働きがいのある職場環境づくりを目指します。障がい者、女性、シニア層がより活躍できる環境を目指します。
重要テーマ人権の尊重(労働慣行)
重要課題
ワークライフバランス
関連する目標
~2030年目標~
従業員一人ひとりのライフスタイルに応じて能力を発揮し、働きがいを持って働ける職場の実現を目指します。
重要課題
労働安全衛生
関連する目標
~2030年目標~
労働安全衛生に関する法令遵守のもと、安全衛生に関する基本ルールの徹底、設備や作業手順の改善により、安全操業基盤を強固にすることで、従業員が、安全、健康で快適に働ける職場環境づくりを目指します。
重要課題
人材育成
関連する目標
~2030年目標~
従業員一人ひとりが多彩な能力を最大限に発揮し、高い目標に向かって挑戦することで成果を創出する人材の育成を目指します。
Contribution SDGsへの貢献
人権の尊重と労働慣行
全従業員と、原材料調達から製造・販売にいたるまで関わるすべての人の人権を尊重し、誰もが働きがいを持てる社会の実現に貢献してまいります。
主な取り組み
- 女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法への対応
- 障がい者雇用の推進
- パートナーシップ制度の導入
- リスキリングの推進
外部からの評価
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えるぼし認定(2023認定)
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広島県働き方改革実践企業(2017年認定)
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ひろしま企業健康宣言 健康づくり優良事業所認定2023
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健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)認定
環境負荷の低減
事業活動における環境への負荷を考慮した取組み推進により、温室効果ガスの排出量削減を実践し、地球環境の保全に努めてまいります。
主な取り組み
- 低炭素燃料への転換と環境に配慮した設備の導入
- 再生可能エネルギーの利用
- 製造用水の節水
- 排水管理による水資源の保全
- 抽出残渣の有効利用(久井ファームでの堆肥化等)と廃棄物の適正処分
久井ファームについて
公正な企業活動
役員と従業員が一体となり、法令・社会規範の遵守を徹底した企業活動を実践することで、パートナー、お取引先、地域の皆さまから信頼いただける企業を目指します。
主な取り組み
- コンプライアンスの徹底、社内規程・対応体制の整備と継続的な啓発
- セキュリティ対策による情報資産の管理徹底
- 腐敗行為の禁止と継続的な啓発
- 持続可能な調達方針、サプライヤー行動規範の策定と、サプライチェーンマネジメントの実施
- 特許・商標等の知的財産管理の徹底
自然の恵みをつなぐ
「ひと、社会、企業、自然」という財産と共生しながら、最先端の技術とたゆまぬ研究・開発により、お客様、社会そして未来へと、自然の恵みをお届けし続けます。
主な取り組み
- 「植物」「美と健康」「抽出・精製・発酵技術」「安心・安全」「サステナビリティ」に基づいた製品研究・製品開発
- 社会課題解決をテーマとした社内アイデア提案会の開催
- 製品情報の発信(会員制HP総合プロダクトガイド、WEBセミナーの開催)
- 育てる調達への取り組み
品質・安全性の確保と向上
品質の確保・向上のための体制構築と継続的改善、安全性の管理徹底により、お客様に安心して使っていただける確かな製品を安定してお届けしてまいります。
主な取り組み
- 品質管理部門の設置と品質検査の徹底
- GMPを遵守した工場での主力製品製造
- 三次工場・関連部門のISO9001:2015認証取得
- 設計段階からの環境・健康リスク評価の徹底
地域への貢献
全従業員と、原材料調達から製造・販売にいたるまで関わるすべての人の人権を尊重し、誰もが働きがいを持てる社会の実現に貢献してまいります。
主な取り組み
- 地域行事への積極参加、2023西日本学生トライアスロン選手権尾道因島大会への特別協賛
- 尾道市内公共施設への寄付
- 地域の消費者へ直接お届けする「尾道健膳館シリーズ」の企画・販売
- 尾道市内の小学校への尾道健膳館シリーズのドリンク寄付
- 広島県内における積極的な設備投資や地元企業への積極発注
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尾道COOL CHOICEプロジェクトへの賛同と、尾道の海のゆりかごプロジェクトへの参画
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Jブルークレジット(尾道の海のゆりかご)購入